12月に突入し今年も残すところ1ヶ月を切りましたね。 師匠も走る程忙しい師走。 あぁ、ゆっくりしたい… 夜行列車の如く、スピードを落としガタゴトガタゴト。ゆっくりゆっくり進んで新年を迎えたい気分です。 思い起こせばもう2ヶ月も前。 夜行列車に揺られてオーストリアのウィーンを目指すと決めたくりのしん家。 ようやく見つけた夜行列車も中欧一帯の大洪水で線路が浸水し、夜行列車での移動を断念せざるを得なった前回のお話。 ウィーンまでなんとか電車で行けないかと地図、時刻表と格闘しました。 プランA:当初の夜行列車に乗るという目標を泣く泣く断念し特急を乗り継ぎドイツからウィーンへ行こうか? → 所要時間 ロンドンから12時間〜18時間… 座り続けお尻が割れるわ!却下。 プランB:絶対妥協したくなかった飛行機でウィーンへ行こうか? →所要時間 ロンドンから2時間10分 乗り換え無し。 値段は破格のおひとり様=£38!! (注;上記の価格は片道、オフシーズン、平日出発、荷物と座席指定料は別) 飛行機の値段を見た途端、エェーーい、面倒臭い!もう飛行機で飛んじゃぇー。 家族に夜行列車が運行していない事、飛行機の方がお値打ち価格で行ける事を伝えます。 「ママー。夜行列車って言ったやん(涙)。帰りは?お家に帰る時は夜行列車に乗ってもいいよね?」 列車での工程を調べるのに相当な時間と労力を費やしてたママ。危うくば帰りも飛行機で帰ろかなと… European Sleeper でプラハ、ベルリンからブリュッセルへ 夢の夜行列車で寝るのが今回の目標であった8歳児。大きくなっても子供の涙に胸が締め付けられる思いです。 目的地からイギリスへ電車で帰ってくる。旅の工程にピッタリな電車を見つけました! その名もヨーロピアンスリーパー → https://www.europeansleeper.eu ベルギーのブリュッセルとチェコ共和国のプラハ間を週3で往復しています。 プラハもしくはベルリンからブリュッセルまで夜行列車に揺られ、ブリュッセルからユーロスターでロンドンへ帰ってくる。 悪くない!ユーロスターに乗るのも少しワクワク。 寝台車両ってどんなの? 22時56分:ベルリン中央駅 寝台車付きの夜行列車が入線します。 子供達の興奮が絶頂に達した瞬間!も束の間… 顔色が曇る。 「電車、ボロボロや。車両、色んな電車車両の繋ぎ合わせ。めっちゃめっちゃ古いー」 わざとレトロ感を出しているのか? それとも昔からずっとこの車両で運行しているのか? 早速乗り込み自分達の車両を探します。 車両番号もテープで貼ったもの… 手作り感満載。 今回総勢5名のくりのしん家、クシェットと呼ばれる5台の折りたたみベット備え付けの個室寝台車両を予約しました。 トイレと洗面所は車両端部にある共用のものを使います。(お見苦しい写真ですがご参考まで…) 何もかもが昭和レトロ。トイレ使用中にはこの赤ライトが点灯します。 個室内には人数分のシーツ、枕、毛布とペットボトルのお水が装備。電源プラグも2箇所ありました。 元々はこんな↓座席の個室を 家族みんなでベッドにし寝床を作りました。↓ 電源プラグはあるが充電スピードはめちゃめちゃ遅し。Wi-Fiは残念ながら無し… 時計の針は0:00丁度。みんなおやすみー ガタンゴトン、ガタンゴトン、キー、どん!どどど あぁ~、音が意外にうるさい。ブレーキやスピード緩める度に身体が右へ左へ傾く。 寝れなぃーーーーーーー 寝台車で安眠する事は可能か? 「皆様〜。おはようございますー。この電車はまもなくロッテルダムへ到着いたします。お降りのお客様はご用意お願いします」 目蓋を閉じながら寝れない、寝れないと2回ほど思った後の記憶はココ。 [...]
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