こんにちは、あずきです。みなさんお元気ですか? イギリス人も日本人とよく似ていて、ちょっとした知り合いに会ったりしたときにSmall talkをするのが常ですが、大半は天気の話。10月というと朝晩がめっきり冷えるようになって、気持ちいい晴れの日が少なくなり、どんよりグレーの日が多くなってくるので、皮肉屋のイギリス人は今の時期このSmall talkを楽しんでいることでしょう。 あずきも先日空を見上げて「なんてグレーな日だ!ちょっとでも太陽が見たいっ。」と嘆くと、生粋のイギリス人の主人が、 「10月のイギリスだろ、何を期待するってんだ!」との返事が。 いや、わかってますよ、もう10年以上もいるんですから!でもね、やっぱりちょっと文句も言いたくなるわーー! イギリス在住の皆さん、今週日曜日にはサマータイムから通常のGMTに戻ります(日本との時差は9時間に)。つまり、暗黒の時代がやってきます!!心も身体も不調を感じやすくなる頃なのでお気をつけください。 さてさて、あずきの長男は今Primary SchoolのYear 1、義務教育が始まったばかり。 ここでちょっと豆知識。 イングランドの教育 (イギリスの教育 - Wikipedia) 教育段階は、就学前教育(3-5歳)、初等教育(5-11歳)、中等教育(11-18歳)、第3期の教育(18歳以上)の4つに分けられている。5-18歳の全ての未成年者について、全日制の教育を受けることが義務となっているが、これは学校またはその他の手法でもよい。3-5歳までの年齢については、自由選択として年間600時間の就学前教育を公的資金で受けることができる。義務教育は、小学校(primary school)において5歳から始まる。初等教育・中等教育における義務教育では、日本のような1学年毎ではなく2~3学年をひとまとめにしたキー・ステージ(Key Stage)の各段階毎に、日本の学習指導要領にあたる「ナショナル・カリキュラム」(National Curriculum)によって必修科目とその内容が定められている。16歳になるとGCSE(General Certificate of Secondary Education)という義務教育修了試験を受ける。 5歳、となっていますが、通常同じ学校で4歳(9月時点)から始まり、そのクラスはReceptionまたはFoundationと呼ばれ、義務教育ではないものの、学校生活をスタート、Year 1と何ら変わらない生活を送ることとなります。だからこの時期、Primary Schoolの制服を着ている(もしくは制服に着られている感たっぷりの)4歳児を見かけると、まだまだ小っちゃくてかわいいなー、と胸がキュンキュンします。 長男はそのFoundationを去年1年修了しましたが、4歳とはいえ、学校。算数やEnglishの授業があり、うちの学校ではフランス語も!覚えやすいように手話のアクションと共に色や単語を覚えてきていました。あとはPhonics(英語の読み方の学習メソッド)は力を入れているといった印象でした。 あずきは、ミレニアル世代、まだゆとり教育が始まる前の世代なので、その頃の日本の教育といえば、生徒の机は全部前を向き、先生がしゃべり、ノートをとるといったスタイルでした。・・・だと思います。 イギリスの学校ではどんなことをどんな風に学んでいるのか、興味津々でした。 まず、いいなと思ったのは、学期毎のカリキュラムが統一したトピックでまとめられているということ。これを見てみてください。 今学期のトピックはスペース。 その中に例えばサイエンスなら、宇宙にまつわるものの材質や特性を学ぶ、さらにエイリアンの食べ物(これは後程ご紹介)、イングリッシュなら、リスト化する方法やファンタジーの物語を書く、さらに大文字小文字を使って書く練習、などなど。項目はその他算数、RE(宗教についての学習)、体育、アート、音楽、歴史、ICT(情報通信技術)そしてRSE(Relationships and Sex Education)ー性教育も。そういえばFoundationの去年にはもう「パンツトーク」をしていました。 全て一つのトピックに基づいて学習計画が立てられていて、子供達にとっても今何を勉強しているかがわかりやすいのでは?と思いました。 最近Year 1になってから、長男が宿題をもって帰ってくるようになって、それが面白かったので少しご紹介したいと思います。 まずは算数の宿題。 何これ、かわいいんですけど!!エイリアンの目のマイナス1とプラス1を描く、というもの。こんな宿題だったら楽しいだろうな~。 次に、これはサイエンスとアートかな? ニールアームストロングのスペーススーツをデザインしようというもの。ここで何の素材を使ったか、それはなぜかを書きます。 この何ともひ弱な宇宙飛行士をご覧あれ。 次は、これもアート、デザインかな? これは特に宇宙テーマでとの指示はないんですが、自筆の本の名前と表紙を描こうというもの。 うちの長男の本「ダンとクッキーモンスター」。 ダンって誰!!特に友達にも親戚にもいるわけではないダン。どこから来たのか謎! 一番ちっちゃいのがダンで、その他はクッキーモンスター。クッキーモンスターは何がどうだからどうどうで、等いろいろ説明してくれてましたが、結局ダンについては何も語られず、多分何かの本で出てきた名前とかだったのでしょう。 最後に「あっ」と思い出したように、一番下(ブルーで隠しましたが)にby 〇〇〇〇と著者名を書いたのにはちょっと感心。 この写真の右側にあるのは先生のコメントで、1HPというのはハウスポイントなのです。ハリーポッターか!と言わずにはいられないこのハウスポイント。他の学校でも恐らくあるのだと思いますが、去年Foudationで入学した際に一人ひとりハウスが指定され、長男は赤、青、黄、緑(だったと思う)のうちの黄色に選ばれました。 このハウスは日常生活からポイント制で点数が付けられていき、1年の最後に最高得点を獲得したハウスが優勝となります。宿題の出来具合でもハウスポイントが加算されるということで、このハウスポイントが子供の大きなモチベーションになってくれています。 さてお次は先の自著作をもう少し堀り下げた課題。 どんなキャラクター?名前は?どんなキャラなのか外見や性格を形容詞を使って書いてみよう。 長男の答え [...]
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