みなさまこんにちは。車屋の女房です。 イギリスに戻ってきて、大地を踏みしめて歩けることに感動を覚えています…… 何しろ北海道では氷上ペンギン歩きでしたもので…? さてさて、50歳を過ぎるとそう簡単に他人の言葉に感心することも減ってきたように感じます。 ところが、昔からいつもいつも感心するセリフの出てくるドラマがあります…… SATC/セックスアンドザシティ です。 私が社会人になってしばらくしてからWOWWOWで放映が始まり、赤裸々な(古い表現すぎますね) とてつもなくダイレクトな物言いのやりとりが面白くて毎週見逃せなかった記憶があります。 日本への往復のJAL機内でそのSATC最新シリーズ 「And just like that…」がプログラムに並んでいました。 往路は四ヶ月前で、最終話が含まれていなかったのですが 復路は最終話が追加されていたので、結末らしい部分まで視聴できました。 メインキャスト四人の成熟ぶり、というか老けぶりに自分を重ね合わせ シャーロットが家族へ吐く暴言?に拍手を送り、ミランダの性的な紆余曲折は脚本的に必要だったせいなのかとか ラスボスのようにようやく登場したサマンサを称えつつ…キャリーって何でいつも男に振り回されているのか…物思いに耽ってました。 グレイズアナトミーに出演していたサラ・ラミレスがノンバイナリー役で定着していたのにも驚いたりしましたが 中でも興味を持って眺めていたのが最終話後編(だったかな?)のあるシーンです。 キャリーのアパートメントが売れたので(アパートメントとの)お別れパーティーという名目で関係者が集まり、チャリティーか何かで当選したミシュランシェフのケータリングを楽しむのですが 最後に「あなたが手放したいもの」を一人一言ずつという条件でキャリーがリクエストします。 そこで各人のアナウンスした言葉がなかなか含蓄のある、一見そうではなくとも各人にとっては含蓄の含まれる言葉でした。 私たちそれぞれが、他の誰とも違う道を辿ってきた中で出てくる言葉。 SATCシリーズ、性的に含蓄のある会話を日本の女性たちに披露していた最初の頃から 原作が良いのか脚本が良いのか翻訳が良いせいなのか、現実的で嘘のないセリフだけで構成されていたように感じます。 (映画はちょっと別物でしたけど) Flowerbed with purple allium flowers and butterflies. View from above. 新章もシーズン2まで進んでいくようですが、きっとこれからも妙齢の女性たちを代弁してくれて 且つモヤモヤがスッキリするような瞬間もくれるような気がします。 日本のファンタジー系ドラマに飽きた方にお勧めです。 今日も車屋の女房にお付き合いくださってありがとうございます!
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