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令和の今、「辛い時は、辛いって言ったり、助けを求めて良いのよ」や「弱みを見せることも強さの一つ」等の優しさ溢れる言葉をよく聞くようになりました。 私は昭和生まれではありますが、時代を先取りし、幼少の頃より愚痴や弱みを惜しみなく発し、親戚からも「グチりのとこ(本名から取ったあだ名)」という称号を与えられていました。 ただ、学生終了後20年以上経っても職を転々(基本はフリーランスの音楽家)としてきた中で、いつまで経っても全ての職種で新人枠から出られない自分に気づきました(特に、アメリカ系、イギリス系職場で)。 ・家族にも友達にも職場にも、裏表なく弱みを見せてきたけれど、それは生きていく技術として間違えていたのではないか。 ・少なくとも、職場では(嘘でも)もう少し頼り甲斐ある人間を演出すべきだったのではないか、 と。 「弱みを見せる」ことを自己開示だと認識してしまっていたのですが、ほぼ100%ナメられるか、実際の能力よりも更に下に見られるか、鬱陶しがられるか、という感じで、良いことあまりないなという事にようやく気づきました(つい昨日くらいに)。 日系の方が多いお仕事場では、弱みを見せるからこそ結構丸く収まっている気がしていたのですが(私の勘違いかもだけれど)、アメリカ系、イギリス系職場でも同じように振る舞っていたため、本当に失敗したなと感じたことが、立て続けに起きました。 「弱みを見せる」ことで、無害さをアピールしたかっただけなのですがね・・・・在英20年以上経って、ようやく間違いに気づきましたわ。  今までは、SNS等で派手な生活をアピールしている人や仕事できる演出をする人を見ると、「痛々しいわ〜」と感じていたのですが、最近はそういうアカウントに遭遇しても、「色々辛いこともあるだろうに、文句も(公衆の面前では)言わず頑張っててすごいわ〜」と尊敬できるようになりました。 愚痴や弱みを表明する時は、タイミングや周囲の環境を考えなければいけないと思った秋の夜でした。

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