みなさまこんにちは。車屋の女房です。 A levelに引き続きGCSEの結果発表があった先週、 娘はReading Festivalの earlybirdチケットを持って 結果発表の前日に勢いよく出掛けて行きました。GCSE直後の様子はこちら? 他の常識的なお子さんはちゃんと受け取ってから出かけるのでしょうね〜〜。 私と夫はノコノコと学校へ出向き、そういう常識的な生徒さんたちに囲まれつつ 一番面倒を見ていただいた学年主任の先生に見守られながら結果を開封しました。 この3年ほど、娘が好きなようにやるのを見て来ているので期待はしていませんでしたが 流石にその通りの数字が並んでおりました。 褒めようにもなかなか難しい数字だったので、夫と共にコメントは控えることに決めました? 良くも悪くもsixth formへ進むというので、更に2年間勉強はするつもりなのでしょう。 その先は神のみぞ知る…… 娘が映るかもしれないReadingの映像を眺めながら、これまでの過程について考えたり、一つ一つを思い出そうとしたりしています。 16年は確実に過ぎ去ってしまったわけですから、少なくとも16年分の記憶があるはず…… ところが10分の1も思い出せないという。アラフィフの脳細胞は無情ですね。 そんな中でも拾っていけたのが日本語教育とピアノでした。 習い事としてスタートしたのが同じ時期だったせいでしょうか。 日本語に関しては、私のいうことを子供達が理解してくれない状況を避けたい そして母親の言語は家庭内の最優先であるという、どこかから聞き齧った知識を根拠に また私が教えてやれるのは日本語だけかもしれないという焦りから 娘にも息子にも有無をいわせずやらせたのだと思います。 ナーサリーの主催する日本語教室から始まり、日本人の母親のみで運営される日本語プレイグループを経て補習校へと道は続き、娘は計9年息子は8年でGCSEに辿り着きました。 補修校は残念ながら卒業していません。娘が6年生息子が4年生の夏休み直前に退学しています。 素晴らしい日本語の家庭教師の先生に打診をしておいて、九月から指導いただけるという確約があったからこその決断でした。そこからは隔週で二人を教えて頂きました。 補修校の内容とGCSEの試験内容は全く違うため、試験対策をベースに丁寧に教えていただきました。 娘の日本語GCSEはパンデミックの真っ最中で、学校からは見送るように言われましたが 何年勉強してきてると思ってるんだ!と突っぱね、試験ではなく証拠提出でグレード認定に至りました。 息子の方は通っている学校での最速GCSE受験の記録を作りました。 ここでもまだまだ先が長いんだから今年受けなくても、と言われましたが同じように突っぱね、パンデミックになって二度目のGCSEということでルールが変わり、二度試験を受けなければならないという変則の中何とか切り抜けました。 当時は私に言われるまま不満げにやっていた二人ですが、 いざGCSEの科目選択で、日本語が取れているならmodern language として単位認定できるからスペイン語は取らなくてもいいと言われたり、 アプリケーションの、皆が空欄の場所に自分には書き込むだけの資格がある、という事実をようやく認識したようです。 この書き込める資格にはピアノとミュージックセオリーも含まれます。 ピアノはグレード5を取った後に素晴らしい先生に巡り会えて、セオリーグレード5を取ってその先に進み グレード8まで何とか辿り着くことができました。そこからはセオリーグレード6に集中したいというのでしばらくセオリーのみでやりましたが year9の終わりにGCSEに集中したいという事でストップしてそのままです。 (ちなみにGCSEではmusicを取りませんでしたが、year11になってから取らなかった事を後悔しています) そしてこれから先、娘がdiplomaを取る気になるのかどうかさえも分かりませんが 後々何かのきっかけでピアノを触るようになって、教わる方から教える方になりたいと考えるかもしれない…… 今はそれくらいの気楽さで居ます。 子供に好き嫌いを聞いて、やりたい事を選ばせる。これはごくごく当たり前の事なのでしょうけれど 知らないうちにできる事を増やしてあげるのも親の役目でしょうし、 出来なかったことがいつの間にか出来るようになっている、そんな魔法のようなことも家庭だからこそ実現出来るんじゃないかと思います。 日本語という覚える語種が多く表記法が複雑な言語を、第二言語として習得させようとすると 1日3時間は日本語に触れていなければならないそうですが 私はそんな事はできませんでした。それに補習校の宿題をやらせている時は若干?極道寄りのママでした? 「中学校受験に必要なのは父親の経済力と母親の狂気」 というセリフが二月の勝者というドラマで出て来ましたが 中学校受験だけでなくピアノと日本語に関しては全くその通りだったと思います。 [...]
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