先日お亡くなりになったフランシスコ教皇は、ローマ・カトリック教会の第266代教皇でした。現在、遺体が安置された棺が一般公開され、沢山の信者が最後のお別れを告げるためにサンピエトロ大聖堂を訪れています。 そこで、ふと気になったこと。 イギリス出身の教皇って今までにいたことあるのかな? アドリアヌス4世の肖像画ではありません? イギリス出身の唯一のローマ教皇 — アドリアヌス4世 ローマ教会の歴史の中で、イギリス出身の教皇は一人だけ出た過去がありました。 それがアドリアヌス4世(本名:ニコラス・ブレイクスピア)。1154年から1159年まで教皇として在位しました。 アドリアヌス4世は、1100年ごろイギリスのハートフォードシャー生まれ。フランスで修道士としての修行を経て修道院長になり、それが評価されて枢機卿団によって選出。教皇の座に就いたのだそうです。 アドリアヌス4世の肖像画(Pope Adrian IV)は、ナショナルポートレートギャラリーに所蔵されています。行ってみた際に見つけてみるのも楽しいかもしれませんね。(著作権の関係で画像はupできず。。。) ちなみに、アドリアヌス4世の死後、埋葬はローマのバチカンにあるサンピエトロ大聖堂にされたとされています。 そういえば、イギリスのカソリック教会の本拠地ってどこだっけ? それはウェストミンスター大聖堂 ウェストミンスター大聖堂は、ロンドンのビクトリア駅近くにあります。見たことある方も前をとったことがある方も実は多いはず。 サムネイルの画像はWikipediaより ウェストミンスター大聖堂はイギリスにおけるカトリック教会の中心的な場所で、イギリスのカトリック信者にとってとても大事な場所となっています。 以外に大聖堂の歴史は浅く、その建設が始まったのは19世紀半ばで、最初に完成したのは1903年。 ネオ・ゴシック様式が特徴のなかなか美しい建物ですよ。 ゴールドに光るモザイクやいろんな色の大理石は見ものです。 いかがでしたか? 私は無宗教ですが、コンクラーベ(教皇選挙)は少し気になります。 何回目に白い煙が出るのか。。。枢機卿団による投票後に3分の2の投票が集まらなければ選出されたことにならず黒い煙。選出されれば白い煙が出て新しいローマ教皇の誕生ということになりますからね。 教皇庁サイトによると、枢機卿は現在252人。その中で投票権があるのは80歳未満の135人だそうで、なんと日本出身の枢機卿も2人、選挙に参加されるようです。 それではまた!
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